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STORY.4 電源の低・脱炭素化

電気を「つくる側」のCO₂削減も始まっています。

九州電力 長島風力発電所

発電時のCO₂削減も重要な課題です。

CO2の大幅な削減に向けて、電化を推進していくことが必要ですが、日本全体のCO2排出量の約4割が発電時に発生しており、電気を「つくる」側の対策も必要です。

日本のCO₂排出量構成比(2019年度)

(出典)温室効果ガスインベントリオフィス

日本の主力電源は、CO₂を発生する「火力発電」。

現在、日本の電源構成の約7割を「火力発電」が占めています。火力発電は、石油や石炭、LNG(液化天然ガス)などの化石燃料を燃やして発電するため、CO2が発生します。

2020年度 日本の電源構成

(出典)資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」
エネルギー需給実験(速報)
※四捨五入の関係で合計が100%超過

発電時にCO₂を発生しない発電方法の更なる活用が必要。

火力発電が発電時にCO2を排出する一方、発電時にCO2が発生しない発電方法もあります。それは、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギーと原子力発電です。CO2を削減するには、これらの発電方法のさらなる活用が必要です。

※発電燃料の燃焼に加え、原料の採掘から発電設備等の建設・燃料輸送・精製・運用・保守等のために消費される全てのエネルギーを対象としてCO2排出量を算出※原子力については、現在計画中の使用済燃料国内再処理・プルサーマル利用(1回リサイクルを前提)・高レベル放射性廃棄物処分・発電所廃炉等を含めて算出したBWR(19g-CO2/kWh)とPWR(20g-CO2/kWh)の結果を設備容量に基づき平均
(出典)電力中央研究所「日本における発電技術のライフサイクルCO2排出量総合評価」を基に作成

火力発電で発生したCO₂を回収する技術開発を検討中。火力発電で発生したCO₂を回収する技術開発を検討中。

火力発電については、将来的にCO2の排出量をゼロに近づける取組みとして、発電時に発生したCO2そのものを地下深くに貯蔵する技術の開発・導入が検討されており、各地で実証試験が行われています。

各種電源別のライフサイクルCO₂排出量

(出典)資源エネルギー庁「脱炭素化に向けた次世代技術・イノベーションについて」

苫小牧CCS実証試験センター(提供:日本CCS調査株式会社)

電化の推進とともに、CO₂が発生しない再生可能エネルギーや原子力の最大限の活用、火力発電の高効率化など電源の低・脱炭素化に取り組むことが必要です。

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  • STORY3 電化の推進

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