日本の他、アメリカ、カナダ、イギリスでも、CO2削減目標達成に向けた長期戦略の一つに「電化の推進」を掲げており、アメリカやカナダは電化率を大幅に高めることを想定しています。また、イギリスやフランスなどの国では電気自動車の導入に向け、将来的にガソリン車の販売を禁止する動きもあるなど電化を推進しています。
日本の電化率の現状はどうなっているのでしょうか。日本の電化率は上昇傾向にあり、現在で26%、九州は23%(2018年度)となっています。
(出典)資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」及び「都道府県別エネルギー消費統計」をもとに作成
家庭から出るCO2の約半分は、主に石油・ガスを使用する自動車、暖房、給湯からです。
電気自動車、エアコン(暖房)、エコキュート(給湯)などで、電気を活用すれば、CO2の削減が可能です。
例えば、暖房をエアコンに、ヒートポンプ式電気給湯器(エコキュート)に交換するなど、電化への切り替えがCO2削減につながります。