
CO2、どれだけ減らせばいいの?



地球温暖化を防ぐには、
平均気温の上昇を
1.5℃以内に抑えることが大切!
地球温暖化を防ぐため、世界各国のリーダーが集まる国際会議が定期的に開かれています。2015年にフランスのパリで開かれた国際会議では、地球温暖化対策として、「世界の平均気温の上昇を約1.5℃に抑えること」を世界約200カ国の共通の目標として定めました。

世界の平均気温の上昇を1.5℃以内に抑えるには、どうすれば良いんだろう?


実は、世界各国がいつまでに、どれだけCO2を削減するか、目標を発表しているんだ!

約120の国や地域が、
「2050年までにCO2排出量実質ゼロ」を
目指しています。
2021年に開かれた「COP26」という国際会議では、世界の平均気温の上昇を約1.5℃に抑えるために、世界各国が「いつまでに、どのくらいCO2を減らすか」という削減目標を発表しました。日本は、「2030年までにCO2を46%削減する(2013年度と比べて)」、さらに「2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする」という削減目標を発表しました。日本以外にも、約120の国と地域が削減目標を掲げています。



CO2排出量を「実質ゼロ」の状態にすることを、「カーボンニュートラル」と言うんだよ。


CO2排出量「実質ゼロ」ってどういうこと?

CO2排出量を減らす取組みに加えて、
CO2を吸収する植物の働きなどを利用すれば、
CO2の全体量を減らすことができます。
この❶と❷を組み合わせて、
空気中に出されるCO2の量を
全体でゼロにすること、
つまり、CO2を出していないのと
同じ状態にすることを「実質ゼロ」と
いいます!


CO2排出量=CO2を吸収する量
にすることで実質ゼロに!




地球温暖化を防ぐため、世界中でカーボンニュートラルを目指して取り組んでいるんだね。

